軽自動車の寿命はどれくらい?長く乗り続けるコツも大公開!

公開日:2022/01/01  最終更新日:2022/01/13

軽自動車は普通車よりも価格が安いとはいえ、購入するならできるだけ長く乗り続けたいものではないでしょうか。そうなると気になるのは軽自動車の「寿命」、普通車よりも短命だといわれているようですが、それは本当なのでしょうか?軽自動車の寿命と、長く乗り続けるためのコツについてもご紹介します。

軽自動車の寿命はどれくらい?

今回ご紹介する軽自動車の寿命は、車としての役割を終えてしまうという「寿命」以外にも、もうひとつ別の意味の寿命があります。

耐久性

車としての役割を終えるという意味での寿命、どのくらい使用できるのかという、耐久性の問題です。軽自動車も機械であり「モノ」なので、いつかは壊れてしまうのが運命、永遠に使用できるわけではありません。

ただ、同じ軽自動車なら同じように寿命を迎えるわけではなく、定期的な点検やメンテナンスをまめに行い、乱暴な運転をしなければ新車から長くよい状態で乗り続けることが可能だといわれています。

言い換えれば、点検を怠りメンテナンスもいい加減、急発進に急ブレーキなど乱暴な運転をしていれば、本来の寿命よりも短命に終わるということもあり得るわけです。軽自動車の耐久性は、普通車の7080%程度だといわれており、目安としては製造から12年で走行距離は12万kmくらいです。

価値がなくなる

まだ充分乗れるのに、寿命を迎えてしまう場合もあります。それは、中古車として価値がないということ、売れない軽自動車は寿命を迎えてしまうこともあるのです。

軽自動車に限らず、車は使用年数が経過して走行距離が長くなるほど価値は下がっていきます。さらに、軽自動車の場合は販売価格が普通車よりも安いため、価値が下がるのが早くなってしまう傾向にあります。

軽自動車の寿命を縮める行動

次のような行動は軽自動車の寿命を縮めてしまうのでNGです。

メンテナンスを怠る

軽自動車に不具合がないか、自分は車検で確認してもらっているから大丈夫、そのような考えは改めた方がよいでしょう。車検では細かな不具合までチェックしてくれるわけではなく、基本中の基本のメンテナンスしか行われません。自分で不具合があると自覚しているのなら、もちろんしっかり点検してもらうことが必要です。

また、エンジンオイルやタイヤの状態、パーツの劣化具合など自分では分からない部分は、メンテナンスを行ってくれる店舗でチェックしてもらい、必要に応じて交換・修理を行いましょう。

頻繁に長距離を走行する

以前よりも耐久性や信頼性がアップしている軽自動車ですが、普通車と比較するとやはり劣るのは仕方ないようです。車体・エンジンが小さい軽自動車が適しているのは「街乗り」、仕事や旅行などで長距離走行が多いと、耐久性も落ちてしまうため寿命も短くなってしまいます。

急ブレーキや急発進など乱暴な運転

急ブレーキ、急発進、そして急ハンドルなど、これらの操作は車に大きな負担をかけてしまいます。強い衝撃が瞬間的に加えられ、サスペンションやタイヤ、車体などさまざまな箇所にダメージを与える可能性が高いです。

据え切り

据え切りとは、車が走行しておらず停車している状態でハンドルを動かすことで、ステアリングに負荷をかけてしまい、タイヤにもダメージを与えることになります。運転初心者ならとくに、車庫入れや縦列駐車を行う際に据え切りを行うことがありますが、ある程度運転に慣れてきたら据え切りは避けるようにしましょう。

軽自動車の寿命を延ばす方法

軽自動車の寿命を延ばす方法、こちらはぜひ実践してください。

適切な時期に消耗品を交換する

エンジンオイルやタイヤなど、「まだ大丈夫」「まだ使える」と自己判断で交換を先延ばしにしてはいけません。消耗品をケチってしまうことで、車の状態が悪くなり走行に支障が出るだけでなく、事故を起こしてしまう可能性もあります。定期的にメンテナンスを受け、その際には必要に応じて消耗品の交換もお願いしましょう。

洗車も定期的に行う

車は天候に関わらず屋外を走行しますし、屋根がない駐車場なら雨ざらしになり汚れも付きやすくなります。汚れた時はこまめに洗車し、定期的にワックスをかけて紫外線や雨水などから守るようにしましょう。

ガソリンスタンドの洗車機などで手軽に洗車することもできますが、洗車後の拭き上げはきちんと行ってください。そのまま乾燥させてしまうと、シミや水アカになることがあります。また、自分で拭き上げすることで、車に異変がある時など気がつくこともできます。

運転技術を磨く

運転が上手くなればぶつけたりすることも減りますが、そのような技術だけでなく車に負担をかけないような運転を心がけることも、運転技術を磨くことになります。車に負担をかけるような急ハンドル、急ブレーキ、急発進を避け、エンジンの回転数はなるべく上げないで走行することも、軽自動車の寿命を延ばすことにつながります。

 

軽自動車の寿命は耐久性でいうと新車から12年程度、走行距離は12kmくらいが目安になります。定期的なメンテナンスを行い、必要な時期に消耗品を交換し、日頃のお手入れもキチンを行うことが、寿命を延ばすことになります。また、車に負担をかけず運転するための技術を身につけることも、軽自動車に長く乗るためのコツだといえるでしょう。

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