購入前にチェック!軽自動車の購入費用を安く抑える方法とは?

公開日:2022/01/15  最終更新日:2022/01/13

自家用車の購入を検討する際、普通車よりも、車両価格や維持費が比較的安い軽自動車を選ぶ方も多いと思います。そこで今回は、軽自動車の購入費用内訳や購入費用を安く抑えるポイント、購入手順などをご紹介していきたいと思います。知っておくと得する情報満載ですので、ぜひ最後まで読んで、軽自動車購入時の参考にしてみてください。

軽自動車の購入費用の内訳

基本的に掛かる軽自動車の購入費用は、「車両本体価格」と税金などの「法定費用」です。また、軽自動車を所持するために必要な諸手続きを他者に依頼する場合は、これらに加え、「代行費用」が発生します。ここでは、「車両本体価格」「法定費用」「代行費用」について詳しくみていきましょう。

車両本体価格

車両本体価格とは、車両本体の購入代金のことをいいます。価格はメーカーや車種によって大きく異なり、100万円以下の物から200万円以上するものまでさまざまです。また、同じ車種であっても、グレードやオプション装備、ボディカラーによって価格が変わってきます

法定費用

法定費用とは、車を購入すると必ず支払わなければいけない税金などの費用をいいます。具体的には、以下のようなものがありますので、1つずつ確認していきましょう。

・軽自動車税(種別割)

軽自動車は、一律1800円で、41日時点で車を所有していると課せられる税金です。

・自動車重量税

年間3,300(エコカーは年間2,500)で、次の車検までの税金をまとめて支払います。

・環境性能割

自動車取得時に課される税金で、車の燃費性能によって税率が変わります。202211日以降の税率は、非課税~取得価格の2%となっています。

・消費税

物を購入するときにかかる税金で、車両価格の税率は、202112月現在で一律10%です。

・自賠責保険

公道を走る自動車すべてに加入が義務付けられている保険です。次の車検までの期間分を支払います。保険料は以下の通りです。

24か月    19,730

36か月    26,760

37か月    27,330

・リサイクル料金

廃車処分の時に必要な費用ですが、日本では、新車購入時にリサイクル料金を支払います。費用は車種によって違いますが、軽自動車の場合、6,000円~16,000円が目安です。

代行費用

新車登録などの諸手続きを代行してもらうと発生する費用ですが、自分で手続きを行えば節約できます。どういった手続きが必要かをみていきましょう。

・車両届出の手数料

ナンバープレートを所得する際に必要な手続きで、販売店に代行してもらうと、1万~3万円程度の手数料が取られます。自分で申請する場合は、1,1001,400円の申請手数料しかかかりませんが、かなり手間がかかるので、覚悟しておいた方がよいでしょう。

・車庫届出の手数料

軽自動車は、書庫証明を取得する必要がありませんが、地域によっては警察署で「車庫の届出」を行う必要があります。この手続きの代行費用は、1万~2万円程度で、自分で行う場合は、500610円の保管場所標章交付手数料のみ必要です。

・納車費用

販売店から車を運び納車してもらう費用です。5,0003万円程度が目安ですが、自分で販売店に車を取りに行くことで簡単に節約できます。

・希望ナンバー代行費用

希望ナンバー制で好きな4桁の数字を取得する手続きです。代行してもらうには、手数料として5,000円~1万円程度かかります。

・任意保険料

任意の自動車保険に加入する場合は、保険料が発生します。

・下取り査定料

車の下取り査定を依頼するとかかる手数料で、5,000円~1万円程度が目安です。ディーラーによっては無料で査定してくれるところもあります。

軽自動車の購入費用を安く抑える方法

普通自動車に比べると、もともと購入費用を抑えることができる軽自動車ですが、いくつかのポイントを知っておくと、さらに安く買うことが可能です。では、そのポイントをそれぞれ詳しくみていきましょう。

値引きが大きくなりやすい時期や税金がお得になる時期を狙う

値引きが大きくなりやすいのは、決算期の3月と9月です。決算期は少しでも売り上げ台数を伸ばしたいという販売店が多く、値引き率が高くなる傾向があります。

また夏と冬のボーナスシーズンも値引きが大きくなりやすい傾向があります。ボーナスシーズンに合わせ、ボーナス商戦がはじまるため、お得なキャンペーンなどが展開されます。

ほかにも、モデルチェンジの前にも値引きされるケースがあります。旧モデルになってしまう前に売り切ってしまいたいという販売店が多く、大幅値引きを交渉しやすくなります。

また、4月1日時点で車を所有していると軽自動車税が課されるので、4月2日以降に購入すれば、初年度の軽自動車税分がお得になります

購入条件を明確にしておく

車には、魅力的なオプションがたくさんあり、何も考えずにオプションを付けていくと、最終的にかなり高額になってしまします。それを防ぐためには、「予算はいくらまでなのか?」、「最低限つけたいオプションは何か?」など、購入の条件を決めておくことが大切です。

競合車との比較見積もりを取る

購入しようと考えている車種が決まっている場合でも、競合車の見積もりを取っておくとよいでしょう。仕様や価格帯の似た比較対象があることで、見積金額や条件などを交渉しやすくなります。

高く下取りを取ってもらう

年式が古く、走行距離が長い車は、ディーラーに下取りしてもらうことをおすすめしますが、年式が新しく、まだまだ現役で走ることのできる車は、中古車買取業者に相談してみてください。思った以上に高値で売れる場合があります。

銀行系カーローンを利用する

ローンを組む場合は、金利が最も安い銀行系のカーローンがおすすめです。ただし、ディーラーローンなどに比べると審査が厳しいというデメリットもあるので、注意が必要です。

軽自動車の購入手順

軽自動車購入の流れを知り、自分にとってベストなタイミングで購入できるようにしておきましょう。流れは以下の通りです。

予算を決める

まずは、自分が支払える金額を把握し、予算を決めることが大切です。ローンを組むのかどうかも決めておきましょう。

購入する車を選ぶ

予算内で購入できる車の中から、使用用途に合う車や好きなデザインの車などを選んでいきましょう。

現物を見に行く

購入したい車が決まったら、実際に販売店に見に行きましょう。車内の広さを確認したり、試乗で乗り心地を確認したりできます。

見積りを依頼する

現物を見て購入したいと思ったら、見積依頼をしましょう。複数の販売店で見積もりを取り、一番安い販売店で購入するのもよいかもしれません。

契約

見積額に納得がいけば、契約へと移ります。気になるところは、しっかりと確認し、契約内容を明確にしておくことが大切です。

支払い手続き

支払いは、現金やクレジットカード、ローンなどが一般的です。

納車

新車の納車は、支払から12か月程度かかることがほとんどです。納車されたら、車両に問題がないかを確認しましょう。

 

いかがだったでしょうか?今回は、軽自動車の購入費用内訳や購入費用を安く抑えるポイント、購入手順について解説してきました。軽自動車を安く買うには、ボーナスシーズンや自動車業界の決算期である3月や9月が狙い目です。

また、購入予算と自分にとって最低限必要なオプションなどを明確にしておくことで、不要な出費を抑えることができます。軽自動車購入を検討中の方は、ぜひ、本記事を参考にしてみてください。

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