軽自動車の購入がおすすめな人とそうでない人の違いとは?

公開日:2022/01/01  最終更新日:2022/01/13

購入するなら普通車?軽自動車も気になる、そんな風に迷っている人もいるのではないでしょうか。普通車よりも軽自動車を購入する方が、メリットが多いという人もいますが、その逆にデメリットが多くなる人がいるのも確かです。そもそも軽自動車とはどのような車なのか、さらにおすすめな人・おすすめできない人の特徴についてご紹介します。

軽自動車の特徴

「軽自動車」と聞くとどのようなイメージがあるでしょうか?多くの人が「普通車よりも小さい」と答えると思いますが、その通りで法律によってその大きさは制限されており、軽自動車の規格に合わなければ軽自動車として扱われないことになります。軽自動車の規格とは、次の通りです。

・全長3.4m以下

・高さ2.0m以下

・幅1.48m以下

・排気量660cc以下

また、乗車できる定員は4人以下、貨物積載量は350kg以下と定められています。普通車に比べて車体が小さいわけですから車内も狭く、定員が4人といっても体が大きな人なら窮屈に感じるはずです。

ワゴンタイプなど、車内が広いタイプなら荷物もそこそこ積めるのですが、最大積載量も350㎏以下なのですから、やはり普通車のようにはいきません。ましてや、ワゴンタイプではないセダン系などの車種なら、買い物に行って座席まで荷物が一杯になってしまうこともあるでしょう。

排気量も660㏄ですから普通車よりも排気量が少ないため、パワー不足を感じることもあります。たとえば高速道路での走行や坂道で普通車に劣ると感じることや、雪道でスタックした時など、パワーが足りないために普通車よりも脱出が難しい場合もあります。

しかし、だからといって軽自動車が普通車よりも劣るというわけではありません。メリットも多い軽自動車、次に説明する軽自動車がおすすめの人の特徴で、メリットについても挙げてみましょう。

軽自動車の購入がおすすめな人の特徴

まず軽自動車が向いている人、購入がおすすめな人について述べてみます。

・維持費を安くしたい人

・運転があまり得意ではない、不安がある人

・ガソリン代を節約したい人

・自宅周辺や常に走行する道路が狭い

・自分が1人で乗ることが多い

なぜこれらの人に購入がおすすめなのか、それは次に挙げる軽自動車のメリットがあるからです。

維持費が安い

車を所有するということは、それを維持するための費用が必要です。車の維持費には、ガソリン代や駐車場代、保険や車検の費用、それに税金などがあります。軽自動車の場合、次ようなの維持費が普通車よりも安くなります。

・税金

・車検費用

・ガソリン代

税金は自動車税で、これは車の排気量によって異なるのですが、軽自動車は1800円なのに対し、排気量1,000㏄以下なら25,000円、排気量1,000㏄超1,500㏄以下で3500円です。車検費用も、車検を行う業者によっても異なりますが、一般的に普通車よりも軽自動車は安く済む傾向にあります。

燃費がよい

維持費でもガソリン代が安くなると説明しましたが、同じ距離を走っても軽自動車は普通車よりも使用するガソリンが少なく済みます。これは車体が軽く排気量も少ないことが理由ですが、これにより軽自動車は燃費がよい車だといえます。

また、1人で乗ることが多いのに車体が大きくガソリンもたくさん消費する普通車は、経済的ではないでしょう。ですから、軽自動車は普段1人で乗ることが多い人にもおすすめになります。

車体が小さいので小回りが利く

車で走行する際、幅の狭い道や小路への侵入が怖い、苦手だという人も多いと思います。軽自動車は普通車よりも車体が小さいので小回りが利き、そのような場合の運転も比較的楽になります。

軽自動車の購入がおすすめできない人の特徴

軽自動車がおすすめではない、普通車を選んだ方がよい人は次の通りです。

・家族や友人などと4人以上で乗る機会が多い人

・高速道路や坂道を走行することが多い人

・万が一の事故に備えて安全性を重視している人

なぜこのような人に軽自動車おすすめではないのか、軽自動車のデメリットについても説明していきましょう。

軽自動車の定員は4人

軽自動車は4人まで(12歳未満の子どもは3人で大人2人に相当する)ですから、家族の人数がそれ以上なら普通車を選ぶべきでしょう。定員オーバーは道路交通法で禁止されており、違法行ためになるので注意してください。

普通車よりもパワーが弱い

一般的な道路での走行は問題なくても、急な坂道や坂が連続している道路、高速道路などでは普通車よりもパワー不足を感じてしまうものです。また、強風が吹いている場合、車高が高めの軽自動車なら風にあおられ危険にさらされることもあります。

事故に遭った時のダメージが大きい

普通車よりも車体が小さく軽量に作られているため、衝突安全性も劣るので万が一の事故の時はダメージが大きくなる可能性が高いです。

高速道路などを使って遠出をすることが多かったり、自分以外の人を乗せて走ることが多いなら、普通車を選んだ方が無難かもしれません。もちろん、軽自動車でも普通車でも安全運転に努めることを忘れないようにしましょう。

 

普段は1人で乗ることが多く、維持費を安く抑えてガソリン代も節約したいのなら、軽自動車の購入がおすすめになります。小回りも利くので運転があまり得意ではない人にも向いていますし、ちょっとそこまでと気軽に乗れる車であることから、セカンドカーとしてもおすすめです。ただし、軽自動車にはデメリットもあるので、その点を理解し納得できてから購入することが大切でしょう。

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